ヘアカラーカルチャー 昭和~現在の染毛剤

第2次世界大戦後の染毛剤

 昭和30年代には、日本独特の製剤形態である粉末一剤タイプの染毛剤が発売され、これは粉末状の酸化染料、糊料、及び酸化剤を一壜中に入れたもので、家庭用染毛剤の中心となりました。

 昭和40年代には、液状タイプの染毛剤も発売され、染毛剤の選択肢が増え始めました。そして、白髪用だけでなく、若い女性をも対象とした黒髪を明るく染める“おしゃれ染め”も登場し、染毛剤が一時的にブームとなりました昭和50年代後半になると、染め上がりの髪の艶や手触りが良く、使い勝手も良い、クリームタイプの染毛剤が登場しました。

 昭和60年代に入ると、若い女性の間でロングストレートヘアが流行し、透明感があり、髪をサラサラとした感触に仕上げる酸性染毛料(ヘアマニキュア)も美容室を中心に人気を集めました。


現在の染毛剤

 現在、カラーリンス、カラートリートメント、ヘアマニキュアといった半永久染毛料をはじめ、カラースプレー、カラースティックなどの一時染毛料のほか、いわゆるヘアブリーチと呼ばれる脱色剤も含めて、さまざまな種類のものが発売され、好みや目的ごとに消費者の皆様に選んでいただける幅も大変広くなっています。

 高齢化が進みつつある昨今、“毛染め”は白髪を染めて若々しく見せるという使い方にとどまらず、幅広い世代の皆様の身だしなみとして、すでに生活習慣の一部に定着しているといえましょう。